【2020年3月JRダイヤ改正】新幹線関連まとめ

きょう12月13日、JRグループが一斉に2020年3月のダイヤ改正実施を発表しました。

実施日は、事前の一部報道どおり、2020年3月14日（土）です。

早速、新幹線に関連したトピックを会社別にまとめてみましょう。

JR北海道

【リンク】2020年3月ダイヤ改正について（pdf）

北海道新幹線の新函館北斗駅乗り入れ本数は変化なし。

ただし、乗り入れてくる列車は一部変更があって、その影響で新函館北斗駅での下り「はやぶさ」→「北斗」（ダイヤ改正によって、JR北海道の特急列車愛称から「スーパー」が消えます）の乗り継ぎ時間が2パターン短縮されます。

JR東日本

【リンク】2020年3月ダイヤ改正について（pdf）

東北新幹線は、東京－新青森間で「はやぶさ」3往復増発。現行ダイヤではいずれも臨時列車として設定されている時刻で、いわば臨時列車の定期格上げ。また、下り「はやぶさ」1本が仙台－新青森間延長運転されます。

上越新幹線は、平日運転の「たにがわ」を1往復増発。なんと上野－高崎間の運転というのが珍しいパターンです。

ただ、改正前後を比べてみると、改正前に東京寄りの区間をE4系8両×2本併結で運転していた列車を、E2系10両の列車2本に分割した形。要は、E4系廃車に伴う輸送力確保対策でやむなく列車を増やしたというところでしょうか。

10月の台風19号水害で暫定ダイヤによる運転となっている北陸新幹線は、一部報道では「来年3月のダイヤ改正で定期列車が100％復旧」とされていますが、今回のダイヤ改正リリースでは発表が見送られました。

JR東海

【リンク】２０２０年３月ダイヤ改正について（pdf）

東海道新幹線の目玉は、700系引退に伴う「全列車N700Aタイプ統一」。これによって、「のぞみ12本ダイヤ」がスタートします。

現在は、1時間に運転できる「のぞみ」は最大10本でしたが、これに2本増やして、多客期には臨時列車含めて最大12本まで運転となるもの。ついに「のぞみ」が平均5分間隔運転という、超絶過密ダイヤの時代がやってきます。

なお、「のぞみ」の運転本数が増やせるのには、もちろん「のぞみ」自身のスピードアップもありますが、途中駅で追い抜かれる「こだま」もN700Aタイプのダイヤになることで、追い抜かれてから次の待避駅まで早く逃げ切れるようになるのも貢献しているはずです。

山陽新幹線区間も含めた「のぞみ」の「全列車N700Aタイプ統一」で、東京から山陽新幹線内各駅への平均所要時間も短縮。東京－博多間は平均4時間59分と、5時間を切ります。なお、JR九州のダイヤ改正リリースに付いている時刻表でみると、東京－博多間最速である上り「のぞみ64号」の所要時間は、ダイヤ改正後も4時間46分で変わりありません。

ちなみに、JR九州発表の時刻表でもう1つ読み取れることがあって、それは品川6:00発の「のぞみ99号」の号数が「のぞみ79号」に変わっていることです。同様に、名古屋－博多間運転の「のぞみ」の号数も改正後はマイナス20されています。

700系引退絡みだと、全列車が全車禁煙となることに伴い、「こだま」の16号車が指定席から自由席に、逆に7号車が自由席から指定席に変わります（一部列車を除く）。